鉛-使用禁止の鉛管。日本列島、鉛管がいっぱい?!
鉛管は、水道水を運ぶ水道管に多く使われていましたが、鉛が溶け出すなどの危険性から現在、使用禁止になっています。
しかし、全国の家庭のうち4件に1件は、未だに鉛管を使用してあります。
すべての鉛管を取り替えるには、大変時間がかかります。
また水道管から、各家庭に給水される給水管にも鉛管が使用されていていることが多く、各家庭内の取り替え費用は、個人の負担で交換しなくてはいけません。
鉛がカラダに入ると・・・
鉛は水に溶けやすく、一度カラダに入ると、外に出にくい物質です。
少量でも、どんどんと貯まっていくのが、鉛なのです。
鉛が貯まっていくと、脳炎・痴呆・腎臓障害を起こす原因になり、他にも、不眠・疲労感・頭痛・消化管障害などを引き起こします。
一番問題とされているのが子供の脳への影響で、学力低下・記憶力低下の原因です。
鉛を防ぐ方法
鉛管を使用している場合、水道水を使用していない時間に滞留水にどんどんと鉛が溶けだしていきます。
溶けだした量が、一番厳しいと言われているアメリカの基準値の110倍もの量を越えていたという報告もあります。
これらのことから、朝一番の水道水は絶対に飲まないように、水道局で指導を行っています。